2016.12.25     カテゴリ:  九州 

   ゼロ戦…涙……そして富山へ【九州編・最終回】




さて、九州のお話も今回が最終回です。




早速、ゼロ戦を見ていきたいと思いますが、
その前に言っておきたい事があります。


ここ『大刀洗平和記念館』には、ゼロ戦のほかに、いろんなモノが展示されています。



……




特攻隊員の顔写真が名前と年齢入りで、たくさん並んでいました。
そしてそれぞれの、家族に宛てた最後の手紙が展示してあります。

その内容が、また……もう、読んでると涙が出てきます。



数時間後に来るであろう自分の運命を受け止め、
家族……とりわけ母に向けての最後の言葉……


『初めて親孝行いたします』

『唯々喜び勇んで行き 笑って突入致します』

『今夜いよいよ出撃することになりました 元気でやってきます』

『先に行きますが、どうか悲しまないで下さい』

『御国の為に頑張ってきます』


弟に対しての言葉では……
『弟へ 頑張れ努力 而して國家有為の人物たれ 母上への孝養頼む』

……


内心は凄い恐怖だったと思います。




自分のお腹を痛めて産んだ子……小さい頃の無邪気な笑顔……
そんな息子が、恐怖と戦う感情を抑え、且つ家族に気を遣わせないように綴った最後の言葉。

それを読む母の心境は、どれほどのものだったでしょう……



あらためて、酷い時代だったと痛感させられます。






それでは、その特攻隊員が短い人生の最期を迎えた場所………ゼロ戦コックピットです。





……










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何もかもが、むき出しの状態だ。

シートに丸い穴があいている……その他の場所にも、いくつかの丸い穴。
これは機体の軽量化のためだと推測する。











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シートの前には、床からレバーが伸びている。

シートに座ると脚の間にある状態……これを前後に動かして、機体を上下させたのだろうか……











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シートの左下……前後にスライドさせるツマミなどがある。

何を操作するものだろう……











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コックピット前方……たくさんの計器が並んでいる。











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抜け落ちてたり、割れていたり……どの計器も、まともな状態のモノは無い。







下の方を見ると……




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これは……両足のつま先を入れて操作するようだ。





……

















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このコックピットへ向かう時の心境は、どれほどのものだっただろう……












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ゼロ戦にとって大切なのは、その運動性能……軽量化は、その生命線だ。

機体の装甲は、相当薄かったらしい。











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人生の最期が、ここからの視界……




……










外に出た。





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綺麗な空だ……
しかし、特攻隊員たちは、そんな気持ちで空を見ることはなかっただろう。


先人たちの努力や犠牲があって、今この現在がある。

気持ちよく空を見上げることができる今があることに感謝するとともに、
二度と、このような悲しい出来事が起こらないよう強く願うばかりだった。




……










これで、九州とはお別れ……福岡空港から羽田に向かいます。

そして、羽田空港から富山へ……







飛行機は飛び立ち、窓から下を見ると、









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キラキラと光る街が見えた……





……












九州は長崎・福岡の旅……本当にいい経験でした。

なんとなく知っていたつもりでも、実際に現地に立って見てみると、
あらためて、その内容に驚かされたりします。

九州の記事……書いていくうちに、大変長くなってしまいましたが、
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました m(__)m



プロフィール

WILD BOOKERS

Author:WILD BOOKERS
富山県在住。
カメラと酒とミステリー、
ときどきロードバイクという
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