2016.12.03     カテゴリ:  九州 

   軍艦島・その4【九州編】





軍艦島……見るもの全てが興味深い。





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これは何だろう……錆びた鉄を、クシャクシャに丸めてあるみたい……











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錆びた鉄筋……





……






ん?……もうそろそろ船に乗る時間らしい。

名残惜しいけど仕方ないよね……







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帰りもなんとか2階の席に座れた。






海の方を見ると……





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こちらとは違う船が来てる。




そうでした……軍艦島クルーズをやっているのは、数社あるようで……(^_^;)

なので、今まで私が説明してきたクルーズ内容は、
運営している業者によって違うことがあるかと思いますので、その点はご了承のほどお願い申し上げます。





そういえば、チケットが2枚あったな。


1枚は乗船券で、もう1枚は……




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『長崎市端島見学施設』の利用券、となっている。







やがて船は出発し……








島から少し離れたところまで来た。



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それでは、海上から軍艦島を見ていきましょう。



そうだ……あれを紹介するのを忘れてた。

画面真ん中、高いところに建っているのが……








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『貯水槽』……そして左に建っている白いのが『灯台』です。


軍艦島の水事情……初期のころは、なんと、海水を蒸留していたらしいです。
その後、給水船で水が運ばれることとなり、この『貯水槽』に蓄えられ、そこから各家庭へ配給されました。

最終的には、対岸から海底送水管が敷かれて、送水される環境になったそうです。




そして『灯台』……

これ、軍艦島が稼働しているときは無かったんです。
というのも、軍艦島は24時間休みなく稼働していたので、夜中でも電気がいたるところに点いていたそうです。

まさに不夜城!……なので、灯台の必要性が無かったということです。


しかし、炭鉱の閉山によって島が無人島になると当然真っ暗……そこで、灯台が建てられることとなります。

この灯台……正式名称は『肥前端島灯台』
現在の灯台は2代目になってまして、強化プラスチック製だそうです。

ちなみに、電気設備も無いので、電源は太陽光発電です。











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島の先端のあたりからの風景……前回の記事で紹介した建物が見えますね。

画面右下、小さい建物が『仕上工場』
その横、黒っぽくて四角い建物が、日本最古のRC造(鉄筋コンクリート造)『30号棟』
画面下、半分から左……白くて横長の建物が、防波棟の役割もあった『31号棟』


こんな感じで、いたるところに社宅などがたくさん建っていまして、
当時、その中には、いろんな施設があったりしました。






……














炭鉱で栄えた軍艦島……

その昔、この小さい島で生活のすべてが賄えるようになっていた。
もはや、完全に機能している一つの都市…… 一つの世界……


職場があって、住むところがある。
子供には学校……病気やケガをすれば病院

そのほかにも、神社・派出所・郵便局・理容店・共同浴場・マーケット・映画館・パチンコ店・スナック・料理屋、他いろいろ……


貴重な資源を採取する重要な島……都市機能としては、本土より充実していたのでは、と思う。

何不自由なく、無いものはない、と言えるほど…………かと思っていた。






が、しかし!

実は、この軍艦島にも無いものがある。






それは……


















『火葬場』『墓地』だ。

それらが身近に無くても、炭鉱は稼働し……生活もしていける。
狭い敷地に、そこまでの余裕は無かったのだろう、と推測する。




では、一体どこに……



軍艦島から、北北東へ700m……すぐ近くの『中ノ島』に、それはある。


実は、ここへ来るときに、その横を通っている。

その時の記事に使った写真……




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そう……この島だったのだ。

軍艦島……家族がいる人ばかりではなく、一人で暮らしていた人もいる。
朝鮮半島や中国大陸からの外国人労働者も多数いた……作業が嫌で、逃げ出した人もいたらしい。

そんな軍艦島で亡くなった人……無縁仏も多数、この島で荼毘に付され、埋葬されたそうだ。



人が亡くなると……棺を乗せた小舟で、軍艦島から中ノ島へと運ばれる。

その時は、普段使うドルフィン桟橋ではなく、別の桟橋からひっそりと舟を出した らしい。



棺を乗せた小舟が、波に揺られながら、ゆっくりと進んでいく……それを静かに見送る島の人々……

そんな光景だったらしい。



……





現在、中ノ島は定期便もなく、無人島になっている。

短い期間だが炭鉱としても稼働していた中ノ島
炭鉱時代の竪抗や、火葬炉・納骨堂などの遺構が、今でも島内に点在している。




当時、埋葬された人々……この島から、どんな思いで軍艦島を見つめていたんだろうか……










軍艦島の記事……もう少し続きます。

ありがとうございました。


プロフィール

WILD BOOKERS

Author:WILD BOOKERS
富山県在住。
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