2016.11.24     カテゴリ:  九州 

   軍艦島・その2【九州編】



引き続き『軍艦島』を見ていきます。


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岸壁に沿って建つ、いくつかの小さい建物。

ここから右側は、すぐ海だ……これらの建物には、どんな役割があったんだろう。











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煉瓦を積んだあと、その表面をモルタルで塗り固めてあったのか……

煉瓦をモルタルで覆った壁は、この島のあちこちで見かける。











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ここは、石炭を選別するための装置が置かれていた『ブロアー機室』

装置自体は、もう無いようだ。











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ずっと奥まで瓦礫の山が続いている。











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壁の一部に穴があいてるよ……
この建物も煉瓦で作って、モルタルで固めてある。

この構造(煉瓦+モルタル)は、比較的初期に建てられた建築物らしい。
鉄筋コンクリートの建物が、最初から登場していたわけではなかったのか……










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これは『鍛冶工場』だ。
炭鉱で必要な器具を製作していたらしい。

階段……崩れる前に、駆け上がってみたい (笑)











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コンクリートの広い床の上に、煉瓦の塊が……
近くに壁なんて無いし、一体どこから落ちてきたんだろう。











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これは『貯炭ベルトコンベアー』……支柱だけが残っている。
精炭(精選された石炭)は、このベルトコンベアーで貯炭場に蓄えられ、石炭運輸船に積み込まれたらしい。







ん……こっちから見た方がいいかな……





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なんだか、カッコイイ……











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『浮選機室』……コンクリートの表面がはがれて、中の鉄筋がむき出しになっている。
コンクリートも、こうして朽ちていくんだな……

あ、後ろの壁……前回の記事で説明した、石積み工法で作ってある。










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鉱山の中枢であった『総合事務所』……煉瓦造りの建物だ。
色が白くなっているが、海からの風があたり塩分が付着して白く見えるらしい……

なので、強く雨が降った後はその塩が流され、綺麗な煉瓦色になるそうだ。




そして、この事務所の中には、炭鉱マンのための共同浴場があったとのこと。

なぜここに、鉱員の為のお風呂があるのか?




その訳は、この建物の右の方へ視線を移すと、分かってきます。





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画面右上の部分、階段を上がっていくところ……ここが『第二竪抗抗口桟橋跡』

この島の主力抗だった第二竪抗へは、この階段を上がって向かったということだ。



……








鉱員たちは毎日、ここからエレベーターで600mの深さまで降り、
そこから坑道で、最終的に海面下1000m以上の地点まで降りての作業だったそうだ。

気温30℃、湿度95%という悪条件の中、さらにガス爆発などの危険と隣り合わせの過酷な作業……



坑内は、絶対に火気厳禁……精神的な緊張も凄かったのは、容易に想像できる。

なので坑内では、『ご安全に』という言葉での挨拶だったらしい。








そうして、一日の作業が終わり、無事に帰ってこれたと安堵しながら降りてくるのが……





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この階段……なので『命の階段』と呼ばれていたそうだ。


そして、皆様に見ていただきたい……この階段を!
毎日、真っ黒に汚れた鉱員たちが歩いたので、階段が黒く汚れているのです。

長い年月が経っても階段は黒いまま……


そして、作業を終えた鉱員たちが、そのまますぐに汚れをスッキリ落とせるように、この下……総合事務所内にお風呂があるそうだ。



……








この階段を下り、まず海水のお風呂に入って汚れを落とし……
(なので、その海水の風呂は、真っ黒に汚れていた、とのこと)

その後、真水の上がり湯に浸かり……そして風呂から上がっていったそうだ。



一日の過酷な作業が無事終わり、温かい風呂に入る……

その気持ち……安堵感……それが相当なものだったということは、想像に難くありません。







軍艦島、まだまだ続きます(^_^;)

ありがとうございました。


プロフィール

WILD BOOKERS

Author:WILD BOOKERS
富山県在住。
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