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2017.10.09     カテゴリ:  東京 

   昔は夢中になって読んでた……【最終回】





『旧 江戸川乱歩邸』……最終回となります。

少し長い記事となりますが、宜しくお願いいたします。







乱歩邸……残すところは、あの『土蔵』のみとなりました。





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当時のまま、残っている土蔵……否でも応でも期待が高まります。











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この土蔵……乱歩自身が『幻影城』とも呼んだ、2階建ての『書庫兼書斎』なのです。
そしてこの中には、乱歩が収集した2万点近くの蔵書や資料などが、当時そのままの状態で保管されているのです。






この土蔵に関しては、有名なエピソードがあります。

『乱歩は、真っ暗な土蔵の中で、蝋燭を灯した状態で執筆していた』というものです。

幻想・怪奇小説を書く乱歩のイメージにいかにもピッタリなのですが、
実際は、そんなことはほとんど無かったようです (土蔵の中は凄く寒かったらしい……笑)








では、行きましょう。






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入り口です。











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おぉ、ごっつい扉だ……(@_@;)













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昭和29年の、読売新聞の記事が貼ってあった。
乱歩自身が、この土蔵について語っている。









正面に立ってみた。




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とうとう来たぞ……石段を上がっていこう。











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正面・左右と3方がガラス張りで、中に入れなくなっている……ここからの観覧ということになるようだ。
しかし、これどうしても撮影者がガラスに映ってしまうわ (・_・;)











中を撮った写真があった。




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1階はこんな感じ……説明が書いてあった。
『この土蔵1階には、乱歩が執筆の際に参考とした犯罪関係の書籍や資料、世界文学、日本文学、
あるいは自ら装丁した書籍類が本棚にきちんと整理され保管されている』
とある。











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2階は、こうなっているのか。
『土蔵2階には、主に江戸時代の版元や写本類、あるいは保存用とした自著などが収められている』だそうです。


ちなみに、箱に書いてある文字は乱歩の自筆らしい……













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左側をガラス越しに覗いてみる……なんだか難しそうな本ばかりだ。











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右側……奥の方から、ひょいと乱歩が歩いてきそうな雰囲気だ (@_@;)











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乱歩が集めた本たち……貴重な資料ですね。











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正面には、2階へ上がる階段だ。
良い雰囲気だわ…… 一段一段、踏みしめながら上ってみたいもんだ。




……












外に出て、裏に回ってみた。




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どっしりとして、とても迫力がある。











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乱歩が愛した『幻影城』……戦災で焼けることなく、こうして残っている。
こういう歴史のあるものは、出来る限りずっとこのまま残していって欲しいと、心から思う。



ちなみにこの土蔵は、『豊島区指定有形文化財』に指定されています。
そして現在は、隣接する立教大学に譲渡されており、2006年に江戸川乱歩記念大衆文化研究センターが設立されて、
研究・保存・公開などの管理をされているとのことです。





……








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江戸川乱歩。

どんな分野でもそうだが、こうして新たな分野で先陣を切り、さらに突き進んで裾野を広げていく……
才能・努力……そして、目標へ向けての気力の充実と継続。

物凄いパワーのある人物だったであろうと想像します。





乱歩が住んでいた家。

乱歩の息づかいさえ感じれるようなこの地、
そして、この空間に実際に立てたということ……とても嬉しい経験でした。




……










『柴又』『国立新美術館』『旧 江戸川乱歩邸』とお送りしてまいりました。
今回の『東京』のお話は、ここまでとなります。

最後まで見ていただきありがとうございました m(_ _)m

2017.10.05     カテゴリ:  東京 

   昔は夢中になって読んでた……【その2】






『旧 江戸川乱歩邸』の続きとなります。







それでは最初に、案内図をもう一度……



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はい、前回の記事では玄関までの写真を見ていただきました。

今回は、この建物の左手を回り庭の方に行ってみましょう。





……













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点々と石が埋めてあります。











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はい、来ました……写真の右の方から歩いてきて、振り返ったらこんなテラスが……










中を覗いてみると……




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応接間だ。

小説の中のワンシーンみたい……夜の雰囲気も見てみたい気がする。











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乱歩の肖像画があった……こうして見ると普通のおじさんだ。











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部屋の隅には机があった。
ゴツい本が並んでいる……百科事典かな。

そして黒電話……懐かしい形だ。












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庭の奥まで来て振り返ると、こんな風景。
アルミサッシ……ガラス戸越しに、いろんなモノが展示されています。











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『うつし世はゆめ よるの夢こそまこと』

これは、乱歩が好んで使った言葉だ。





どういう意味かというと……




あっ!








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説明が書いてありました……あはは…… (^_^;)
でも、これはいろんな見方が出来るかもしれませんね。

現実の世界では、みんな仮面を被って生きているが、夢の中にこそ人間の本性がある……という解釈はどうだろう。



しかしこの言葉……『うつし世はゆめ よるの夢こそまこと』
乱歩の小説のイメージ……その世界観に、ピッタリ合ってる気がします。












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原稿のコピーがあった……右のページは、さっき玄関で見たのと同じだ。

そして、左のページ……これは凄いことになってるわ (^o^;)
ん?……枠外(左のページ、右上)に書いてある文字、【D坂の殺人事件 下書き】って書いてあるのかな。


手直ししたいとき、昔はたいへんだったろうなぁ……乱歩にパソコンを使わせてあげたくなってくる(笑)











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あ!ビデオカメラを持ってる……なんてハイカラな……(^_^;)
そして、編集までしてたなんて凄いよね (@_@;)












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うおっ……この庭で、乱歩が家族をビデオカメラで撮ってる!
あっ、後ろに見えるのは、あの有名な『土蔵』だ~~!!!\(*゚▽゚*)/



さて、この土蔵が現在はどうなっているかというと……













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うおお~~ちゃんとそのままの姿で残っとる~~~~ヽ(≧∀≦)ノ キャ~~
これだ……これが見たかったんだよ!!!




で…では、早速見に行くとするか……(`・ω・´) ドキドキ……













続きます (`・ω・´;) ゴクッ……

2017.10.01     カテゴリ:  東京 

   昔は夢中になって読んでた……【その1】





東京……


とある路地に、その家はあった。





……






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フッフッフ……とうとう来たぜ。
どうしても一度は訪れたかった家だ…………待たせたな (`・ω・´) ←誰も待っとらんし (笑)











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『平井 太郎』(←本名)……表札がそのまま残してあるのか……(@_@;)


さぁ皆様! この『平井太郎』なる人物……これが誰のことか分かりますでしょうか?

分かる人は、相当な……(^_^)




……












小説家です。

日本の探偵(推理)小説の父といってもいいくらいの存在。
自身が中心になって、『日本推理作家協会』を創立……初代理事長を務めます。

小説家としてだけではなく、海外も含むいろんな作品の紹介、評論……そして新人作家の発掘など。
日本の推理小説というジャンル……その発展への貢献は計り知れません。








その人物とは……


















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はい!『江戸川 乱歩』であります。


ちなみに、この『江戸川 乱歩』というペンネームの由来ですが、
アメリカの小説家『エドガー・アラン・ポー』をもじって……『えどが~あらんぽぉ』→『えどがわらんぽ』……
それに漢字を当てはめて『江戸川 乱歩』というわけです。


余談ですが、世界初の推理小説は、1841年発表の、エドガー・アラン・ポー『モルグ街の殺人』です。(一応、定説……)






さて、その乱歩ですが……

探偵小説も書けば、怪奇・幻想小説も書く。
かと思えば、少年探偵団シリーズを書き、『名探偵 明智小五郎』『怪人二十面相』をも生み出します。








そして、生涯に40回以上(!)の引越しをしたそうですが、

最後に行きついたのが、ここ……







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『旧 江戸川乱歩邸』なのです。

1934年から、亡くなる1965年までの31年間を過ごした家。
今、私が立っている場所も、あの乱歩が歩いたかと思うと、感慨深いものがあります。



この、乱歩邸……毎週、水曜・金曜の週2日だけ公開されていまして、料金は無料です。








さて、ここから左右に道が分かれていますね……あ、案内図がありました。





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今、私は左下の出入り口付近にいます。
玄関だけは、少し中に入れるようですが、他は建物の外から見ることになります。

では、この図に書いてある順番通り……玄関に向かうことにしましょう。











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雨に濡れた石畳が緩やかに曲がっていきます。

では、歩いて行きましょう。











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玄関が見えてきました……早速、中に入ってみます。











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本棚がある……わぁ~懐かしい本が並んでるぞ~~

乱歩邸……玄関の三和土までは入れますが、周りに展示物があって、家の中には入れないようになっています。










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ポプラ社から出ている『少年探偵団シリーズ』

思えば私が小説を読み始めたのは、小学校の頃、これらの本に出会ってからだ。
親に買ってもらい、夢中になって読んだ……

左下にある、『透明怪人』の表紙……懐中電灯に照らされた中に男の顔……当時は本当にドキドキしながら見てた。











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『黒蜥蜴 』『陰獣』……おぉ『屋根裏の散歩者』まである (@_@;)

どれも古い本だ……初めて見る表紙だわ。









あっ!






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『D坂の殺人事件』の原稿…………のレプリカだ。

所々、直してある。
昔は原稿に手書きだもんな……当たりまえだけど。

当時の編集者は大変だったことだろう。












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乱歩愛用の、ペンとメガネ。

こういうのを見てるだけで、小説の世界に入り込んでしまいそうだ……











『旧 江戸川乱歩邸』……続きます (@_@;)

2017.09.26     カテゴリ:  東京 

   国立新美術館【その2】……そして昼飯 (*^_^*)





『国立新美術館』の続きとなります。



……




中に入ってきました。




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正面の壁は全てガラスなので、とても明るく開放的です。











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1階から地下のフロアが見えたりします。










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さぁ、これです。
大きな逆円錐形のものがありますね……2階のフロアまでの高さがあります。










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さらに、もう一つあります。
こちらは、3階のフロアまでの高さ……大きいですね~~(@_@;)











近づいて見上げると、




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思わず仰け反ってしまいそう……(^_^;)










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すぐ横には、売店がありました。
しかし、Tシャツを見ると……あの寅さんのTシャツを思い出すワタクシ……買っときゃよかったわ (・_・;) ←(笑)




……






それでは、上の階に行ってみましょう。



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2階のフロアに来ました。
左側が吹き抜けの空間で、右側が展示室になっています。










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展示室側の壁面は、木製の化粧リブがたくさん付いています。

この材料……米松かな……










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それではエスカレーターで、3階のフロアへ行きます。




……










3階に来ました……では、ここから吹き抜けの空間を見てみましょう~~










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先ほど下から見た逆円錐形のモノが見えます。
はい、この上は『レストラン』になっているんです~~(*^_^*)









それでは、もう一つの方はというと……








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こちらは『カフェ』になっています~~♪
しかしまぁ、なんとオサレな……(^o^;)








アップで見てみると、





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いい感じ♪……珈琲でも飲んでこりゃよかったかな~~





……












外に出ました。




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『国立新美術館』……実際に見ると良かったわ~~(´∀`*)

ホント、東京は凄い建物がたくさんあるわ (*^_^*)




さて、もうお昼……
昨日の柴又じゃ、お昼抜きだったし、今日は何か食べるぞ!



それじゃ車で移動するぜ~~♪




……










ってことで来ました……ここは日本橋。





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『日本橋 お多幸本店』です~~♪

お昼時なんで、行列が出来ています。
これ、みんな『ランチ』を食べに来てるんです。


ここは1階から3階までお店なので、結構な人数が入れます。
お客さんの回転も速いので、そんなに待たずにお店に入れました。







席に着き、早速ランチを注文します。






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きました~~『とうめし定食』です……ほとんどのお客さんが、これを注文してました。

ご飯の上に、ど~~んと乗ってる豆腐……これに、おでんの出汁なのかな……が染みてて凄く美味しいんです。
そして、ご飯に味が染みてるのも良いですね~~、炊き方も水分少なめで、パラッとしてるのも好みです。(柔らかい豆腐に良く合います♪)

これで、670円(税込) ……東京のこういうお店にしては、リーズナブルな感じがしますね~~(*^_^*)




……










さて、国立新美術館の記事はここまでですが、
『東京』のお話は、まだしつこく続くのであります (`・ω・´)

2017.09.22     カテゴリ:  東京 

   国立新美術館【その1】





東京……本当にいろんな建築物がある。
それらのデザインを見ているだけでも楽しいね (*^_^*)


そして、その中でも特に以前から見てみたい建物があったんです。






……







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はい、『国立新美術館』です。
ちなみに、設計は建築家の『黒川 紀章』


とうとう来たぞ……胸が高鳴るわ~~(*^o^*) ドキドキ……





門をぬけて、一歩一歩近づき見上げると……













どぉ~~~~ん!!!



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うおぉ~~出たぁ~~~~(;゜0゜)










正面まで移動して見てみると、




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これこれ! ……この柔らかなラインがいいですね~~♪











建物のそばまで来ました。




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今まで、小さな写真でしか見たことが無かったんです……(・_・;)
なので、この外壁……アールのラインを、どうやって出しているのか見たかったんです。











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ふ~~む……曲線のカーテンウォールに、ガラスのルーバーが水平に付いていたのか……(@_@;)














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同じ形の連続……











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それが、綺麗なアールを描いていく。





……











さて、中に入ってみるか……と、一歩足を踏み入れると、












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おぉ……いきなりインパクトあるぞ~~(^o^;)

はい、ここがどの部分かというと……











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この建物の入り口(風除室)です……角錐の形になってますね。
この中で見上げたのが、先ほどの写真になります。

自動ドアの戸……台形で、傾斜してる (^_^;)











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案内板がありました。
3階建て……あっ、地下もあるのか。











国立新美術館……続きます m(_ _)m



プロフィール

WILD BOOKERS

Author:WILD BOOKERS
富山県在住。
カメラと酒とミステリー、
ときどきロードバイクという
日々を過ごしています。

リンクフリーです。

ご連絡いただければ、こちらも
リンクさせていただきます m(__)m

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